■MRJアメリカに到着 初の国産ジェット旅客機MRJ(三菱航空機)の試験初号機が
米西部時間 9月28日午後ワシントン州モーゼスレイクに到着しました。
アメリカ での試験飛行のため8月末にフェリーフライトを繰り返していましたが
空調システムの不調などにより2回も途中引き返しを余儀なくされてい ました。
そして今回ようやく三度目の正直でやっとアメリカまでの飛行に 成功しました。
今回は9月26日の午後ホームである愛知県の県営名古屋 空港(元の小牧空港)を
出発して新千歳空港に1泊。その後ロシア領カム チャッカ半島からアラスカを
経由するルートで28日にモーゼスレイクに 到着しました。
三菱航空機では本年末までにあと4機の飛行試験機を 同地へ送り、年明けから5機体勢で
試験飛行を繰り返して実用化への 目途をつけたい考えです。
実際に日本の空で営業飛行に入るのは2018年 の中頃になる見込みです。
■成田LCCの第3ターミナルへのアクセス改善 成田国際空港会社は第2ターミナルと
第3ターミナル間の連絡バスルートを 改善して現在の所要時間11分を4分に短縮する
ことを発表しました。
10月25日から運用開始となります。JRと京成の地下駅がある第2ターミ ナルから
第3ターミナルは「バスでも徒歩でも15分」という移動を余儀なく され、昨年4月の
第3ターミナル開設からしばらくの間は事情を知らない 旅客の乗り遅れが多く発生して
改善が望まれていました。今回の短縮で かなり改善されたと評価できるでしょう。
■ジェットスター新千歳空港チェックインカウンターを移設
新千歳空港では現在国内線ターミナルの改修工事が行われていますが、その 一環として
ジェットスターのチェックインカウンターが従来の北側末端部から 正反対の南端部へ移設されました。
かつてJALと合併前の日本エアシステム が使用していた位置です。
これにより出発口もEに変更となり、この入口から 保安検査場を抜けると目の前に搭乗ゲートがあり、
旅客動線の改善にも なっているようです。
尚ジェットスターのカウンターの隣には来年1月の 就航が予定されているエアアジア・ジャパン用の
カウンターも設置されて います。
■成田空港飛行制限時間緩和の方向へ
成田空港4者協議会(国土交通省、千葉県、周辺9自治体、成田国際空港会社)は
現在23時以降の離着陸が出来ない夜間飛行制限を緩和する方向で合意したようです。
3時間緩和することにより、運用終了時間を午前1時まで、運用開始時間を現在より1時間
早めて午前5時からとする予定です。
また同時にC滑走路(第3滑走路)の建設と B滑走路の北側延伸も検討されるようになりました。